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2006年09月20日

答えをすぐに欲しがるな

 今日も昨日に続いて、若松義人氏の”トヨタ流「最強の社員」はこう育つ”
からです。

 第1章の「成功法を改善せよ」に
答えをすぐに欲しがるな という節があります。

 そこには「答えを自分で見つける」ことの大切さを説かれています。

少し引用しますと

 トヨタ流の改善は、まず考えさせることから始まる。出てきた改善案が正解である必要はない。改善案について、問題点を指摘したり、良くできているとか解説をして、少しずつ理解を深めさせる。

 「答えを考えさせては解説してくれたことが。結果的に自分の成長につながった」というのがトヨタマンの実感だ。

 答えをすぐに欲しがる人がいるが、このような人は答えは一つしかないと思いこんでいる。いろいろな答えを考えること自体をムダと思っている。

 トヨタ流は、

仕事におけるムダには厳しい。だが人が知恵を出して試行錯誤を重ねることは、ムダとは考えていない

 答えを考える時間を惜しんで、人から正解をもらいたがるようでは成長がない


とあります。

 長い文章から、ポイントの言葉だけをひっぱてきているので少しわかりづらいかも知れないですね。

 人を育てるポイントがこの「考えさせる」にあるようです。
9月3日に投稿したハン尚宮とチャングムの話と全く同じと言えますね。

 考えると言うことは、観察力や注意力といったあらゆる能力をも養うような気がします。この体験に使う時間は、本人にとってもその組織にとっても決してムダにならないということなのでしょう。

 しかし、答えを見つけてくれるのを我慢して待つというのはなかなかできないですよね。愛情が無ければ決して出来ないことのように思います。

 裏を返すと、上に立つ者が部下に答え(結果)をやみくもに急かせているというのは、その部下の成長に配慮せず、自分の都合だけを考えているといえなくもないようですね。


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この記事へのコメント
”気づき” ですね。
私の職場でも取り組んでいます。
座学ではなく、 現場で事が起きたときに考えさせる。 まさに生きた教材なのですが、そこにジレンマもあります。

答えをすぐに欲しがるには、理由のあるケースもあります。 時間との戦いです。トラブルがおきているんです。 その先には納期が見えています。トラブルを解消しないことには先に進めません。 先輩は答えをしっているのにいいません。 時間が迫っています。ただただ頭は空回り。何も浮かびません。
泣きそうです。 

やはり状況によっては、答えの提示もやむを得ないように思えます。このあたりのバランスが難しいなぁと思っています。どう取り組みのが良いのでしょうか?
Posted by 新人SE at 2006年10月01日 21:07
新人SEさん
 
  いつもコメントありがとうございます。

  確かに、いくら人材が大切と言ってみても、お客様に迷惑を掛ければ商売そのものが立ち行かなくなりますから、お客様との関係を考えれば、納期やトラブルの解決が先でしょう。

 時間を掛けて育成するのは、プロジェクトやシステムを開発する最初から始めることが大切な気がします。始めの頃は、毎朝、前日の評価と今日の目標や予定、仕事の進め方など確認し合えば良いように思います。

 軌道に乗ってくれば、週毎の確認でも良いように思います。
Posted by Ryou-chan at 2006年10月01日 22:13
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