2006年09月02日
僕が「チャングム」から教わったこと-1

先週、たまたま車を運転しながらラジオを聞いていたら、「チャングムの誓い」が話題になっていました。
出演していたのは、ワインのソムリエとしてご活躍の田崎真也氏。
その番組の中で、「チャングムの誓い」というテレビドラマには、人を喜ばせる[仕事・もてなし・サービス]の原点が詰まっているという話題でした。
チャングムの誓いは、今年になってから私も見るようになり今では土曜日の夜を楽しみにしています。
田崎氏がチャングムについての思いを語っていたら、せっかくだからという知人の薦めもあり本にまとめ出版したと番組の中でお話しされました。
早速、”僕が「チャングム」から教わったこと”飛鳥新社、1,200円(税抜き)を買ってきました。
非常に読みやすい本で、2時間も掛からず一気に読めてしまえました。
そして、この本には多くの気づきが詰まっていました。
少しずつ紹介していきたいと思います。
この本の巻頭言-なぜ僕は、こんなにも「チャングム」に惹かれるのか?-に仕事について書かれています。少し引用します。
本来、「仕事」の意味は、人に仕える気持ちで始まり、人に仕えることで終わるということではないのでしょうか。つまり「お客様は人間です」の気持ちから行動に移すことが仕事であり、仕えることは「奉仕」であり、したがって「すべての仕事はサービスに通じている」のだと思います。
と書かれています。
このエッセンスというか、仕事(サービス)の本質が「チャングムの誓い」には詰まっているとのことです。
これを読んで海援隊さんの「悲しい職場」を直ぐに思い出しました。
海援隊さんのこの記事に、「作業」と「仕事」の違いをコメントしていましたので、改めて「仕事」について考えていただけに、田崎氏の仕事の定義が私には印象的なものになりました。
海援隊さんのブログには、「価値を生み出す作業が仕事では」というようにコメントさせていただいたのですが、田崎氏は、さらにこの価値には「奉仕」の気持ちが伴うと言われていると感じました。
仕事は、お客様に奉仕する気持ちでお客様の状態やニーズを正しく理解し、それに応えるような対応の仕方をすることとなるようです。
田崎氏はサービスの基本ということで巻頭言にこう書かれています。
人は、ひとりとして同じコンディションで何かを求めることはありません。ある店で同じものを買ったとしても、そこに至るまでのプロセスは人それぞれであり、その目的も違うのです。
そうであるならば、買うという行動に対応するための「作業」はマニュアル化していたとしても、そこに辿り着くまでのプロセスや、その後の目的に応じた対応は常に違っていることを知ることから、本当のサービスが生まれてくるのではないかと思います。
母親が子供を慈しみ育てるときの接し方そのものに通じるとあります。
今日の気づきは
仕事は、お客様の気持ちを推し量りそれに応える奉仕の精神を持つことが重要。
です。
と書かれています。
このエッセンスというか、仕事(サービス)の本質が「チャングムの誓い」には詰まっているとのことです。
これを読んで海援隊さんの「悲しい職場」を直ぐに思い出しました。
海援隊さんのこの記事に、「作業」と「仕事」の違いをコメントしていましたので、改めて「仕事」について考えていただけに、田崎氏の仕事の定義が私には印象的なものになりました。
海援隊さんのブログには、「価値を生み出す作業が仕事では」というようにコメントさせていただいたのですが、田崎氏は、さらにこの価値には「奉仕」の気持ちが伴うと言われていると感じました。
仕事は、お客様に奉仕する気持ちでお客様の状態やニーズを正しく理解し、それに応えるような対応の仕方をすることとなるようです。
田崎氏はサービスの基本ということで巻頭言にこう書かれています。
人は、ひとりとして同じコンディションで何かを求めることはありません。ある店で同じものを買ったとしても、そこに至るまでのプロセスは人それぞれであり、その目的も違うのです。
そうであるならば、買うという行動に対応するための「作業」はマニュアル化していたとしても、そこに辿り着くまでのプロセスや、その後の目的に応じた対応は常に違っていることを知ることから、本当のサービスが生まれてくるのではないかと思います。
母親が子供を慈しみ育てるときの接し方そのものに通じるとあります。
今日の気づきは
仕事は、お客様の気持ちを推し量りそれに応える奉仕の精神を持つことが重要。
です。
Posted by Ryou-chan at 09:38│Comments(2)
│心に残った本
この記事へのコメント
kaientaiです
サービスって奥深くて難しいものなのですね
改めて教えていただきました。
心なんですね
だから,それが顧客に通じると顧客の心を
ひき付けるでしょうか
サービスって奥深くて難しいものなのですね
改めて教えていただきました。
心なんですね
だから,それが顧客に通じると顧客の心を
ひき付けるでしょうか
Posted by kaientaiです at 2006年09月02日 19:32
kaientaiさん
コメントありがとうございます。
母親が、子供の成長や幸せを願い自分を犠牲にし、子供のことを気遣いながら優しく接する態度、そのことがサービスの原点に通じることのようです。
最近の事件をみていると信じられないことが多いですが、これも母親自身本来の子を思う優しさを忘れ、そうした環境で育ち大人になったことが問題かも知れないですね。
自己犠牲よりも自分の欲のために他人を犠牲にする、こんな考えからはサービス精神は生まれてこないようです。
樹研工業の松浦社長も、金儲けが目的の人間はいらない、報酬は一生懸命物事に打ち込んだ結果としてもたらされるものと言われていました。
飛躍した結論かも知れませんが、人間として素晴らしい人は、自己犠牲を犠牲と感じず他人の幸せを喜べる人のように思います。
このような人になりたいものですね。
確かにサービスは奥が深そうですね。
コメントありがとうございます。
母親が、子供の成長や幸せを願い自分を犠牲にし、子供のことを気遣いながら優しく接する態度、そのことがサービスの原点に通じることのようです。
最近の事件をみていると信じられないことが多いですが、これも母親自身本来の子を思う優しさを忘れ、そうした環境で育ち大人になったことが問題かも知れないですね。
自己犠牲よりも自分の欲のために他人を犠牲にする、こんな考えからはサービス精神は生まれてこないようです。
樹研工業の松浦社長も、金儲けが目的の人間はいらない、報酬は一生懸命物事に打ち込んだ結果としてもたらされるものと言われていました。
飛躍した結論かも知れませんが、人間として素晴らしい人は、自己犠牲を犠牲と感じず他人の幸せを喜べる人のように思います。
このような人になりたいものですね。
確かにサービスは奥が深そうですね。
Posted by Ryou-chan at 2006年09月02日 21:38