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2006年09月06日

グーグル成長の秘密

日本経済新聞の朝刊9面に「回転いす」という経営者のコメントが掲載されるコラムがあります。
本日(2006.9.6)はWEb2.0でネット業界をリードしているグーグルの日本法人社長村上憲郎氏がソフト技術者について述べられていました。ちょっと視点が新鮮だったので紹介します。

コメントの内容は:

 「ソフトウェア開発は工業といううより作家や建築家に近い」という。

「大胆な構想力」があり、「(正しく動かすための)構造力学的検証」ができれば優れたソフトは一人で作れるからだ。

優秀なプログラマーをすぐに管理者にするのは「松本清張を経営者にするようなもの」と批判。

グーグルでは「素晴らしいソフトは自由時間から生まれる」として勤務時間の2割を自由な研究に当てる。自らには「できる技術者の管理は理屈通りにはいかない」と言い聞かせていた。


とありました。

 これを読んで、グーグルがポータルでもない情報検索の技術を核に、ネットの世界での新たなサービスを次々生み出してきた秘密が隠されているように感じました。


 人の優れた能力を引き出すには、そのための環境を提供することが大切といわれているように感じました。
処遇はポストではなく、その人の能力が発揮できる場の提供と、その成果への評価のような気もします。
人によっては確かに、ポストを得たことで発想が大局的になり隠れた才能を発揮する人もいますが、私が長年の会社生活で見てきたのは、特に技術者に多いのですが保守的なマネージメントや押し付け的マネージメントスタイルになり、その人が持っていた優れた能力が生かせず輝きを失う人がいたように感じました。

 その会社の事業理念によっても異なるとは思いますが、独創的なサービスを生み出しネットの価値創造をおこなうグーグルは、「自由研究」という束縛されない時間をつくることとその人の能力を一番発揮できる処遇が成長を支えるベースとなっているようです。

 「人を生かす」というと簡単ですが、組織(会社)が目指している顧客価値を提供するために、メンバーの能力をどう生かすかが課題といえます。

 適材適所に加え「仕事の環境」にも配慮が必要なようです。


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