2008年07月21日
富士山空港の管制塔
本日は、浜名湖クラブの催しで、来年3月開港予定の「富士山静岡空港」の見学会に参加してきた。
案内は県の職員で空港担当の方。
非常に面白い視点でお話しをいただいた。
1時間半ほどの間で、富士山空港は展望台から少し見ただけ。
時間を掛けてじっくり見たのは、空港に隣接する曹洞宗の龍門山石雲院というお寺。
たまたま、20日の日にタイ政府から金色に輝く仏像が、富士山空港にタイとの空路を開設する話の中から同院に寄贈されたばかりとのことであった。
なんでも今から563年前の1445年に開かれた由緒あるお寺でした。
このお寺には、七福神が祭られていたり、いろいろな仏像やかつての住職の人形などが祭られている不思議なお寺であった。
このようなお寺が空港の直ぐ側にあるのが不思議な気がした。
しかし空港の設計時、このお寺を移設しなくても良いように配慮したとのことだった。
今川家、竹田家、徳川家により守られてきたお寺だが、今は僅かな檀家によってかろうじて支えられているとのことだが、空港の開設で反って人が訪れるようになると思われる。
次に見たのは、緑の代替地。この空港は緑の空港と呼ばれるほど、空港設備いわゆる箱物を徹底的に排除し、緑の中の空港にしたいとのことだ。そのため空港によって生態系が壊されるのを避けるため、近くに自然環境の代替地を確保し、今では数種類のトンボが飛び交い、多くの種類の鳥や様々な動物が生息しているとのことだ。
このイベントに参加したとき、建設中の空港を見てどうするのかと思ったりしていたが、今まで空港に抱いていたイメージが異なる様なことを知ることが出来、意義ある見学会だったように感じた。
最後に、説明いただいた県の職員の方の、静岡空港の建設に反対した多くの地権者は今では1人だけになっている。我々は、機動隊を投入して反対者を排除したことが一度もないのを誇りに思う、最後の方にも納得いただくまで説明を続けると、話されていたのが印象的でした。
参考:みんなでつくろう 緑の空港「富士山静岡空港」
このサイトを参照ください。
Posted by Ryou-chan at 12:09│Comments(0)
│浜名湖クラブ