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2008年11月28日

人を動かす環境づくり

今週、いくつか感銘を受ける番組や話を聞いた。
そこに共通するのは、高校生が将来への目標をしっかり持って、自ら行動する姿。

一つは、東京12チャンネル、カンブリア宮殿で紹介された「品川女子学院」、もう一つはある勉強会で聞いた東京のものづくりの街、大田区での工業高校のある取組。

品川女子学院は、一時は廃校寸前にまでなった学校を、「女性が幸せな人生を送るには、28までに専門性を身につけるなどすることで出産後も活躍できるようにすることが大切」という信念のもと教育方針を変革した女性校長(同学院の経営者でもある)の取組が紹介された。
 学校で使用する鞄の商品化を学生自らが業者と企画したり、文化祭ではクラス別にベンチャー企業を作り、OGや級友などから出資を募り、文化祭当日での売上などを終了後、株主総会で報告するなど学生が主体的に活動する中で、リーダシップ、チームワーク、夢と現実のギャップなど貴重な体験ができる。
 企業もこの品川女子学院に注目し、商品のリサーチ、新商品企画やコマーシャルの企画などの案件が持ち込まれ、学校もそれに協力している。
 一般の学校教育は、知識詰め込み型の教育だが、ここでの教育は実践の場の提供といえる。
たかが文化祭のバザーかも知れないが、事業計画を立て、資金計画を立て、商品の仕入れ、販売、決算報告まで実際に行うのだから、知識としての勉強とは質と深みが明らかに違う。
 このような経験を20歳前にしておくことに意義は計り知れないぐらい価値がある。じっさい、学生に将来の夢をインタビューするとそれぞれ将来のしっかりとした夢を持っていて、進学する学校・学部まで具体的な目標としている。また昼休み・放課後など先を争うように先生を捕まえ教科の質問をするほど、勉強にも意欲を持っている。
 学生の親も、「子供が自分で考え物事に取り組むようになった」、「子供が成長した」と感想を述べられていた。
 校長先生は、このような環境を作ることこそが重要(学校の役割)と話された。

 大田区の工業高校では、1年からインターンシップのように、地域の製造業で就業体験を行うようにしたそうだ。そうしたら、ヤンキーのような学生の態度が急に変わりだしたとのこと。3年になると明らかに変わり、将来に目標や夢を持つようになるそうだ。実際インターンシップでお世話になった企業に就職する学生もいるそうだ。
 これも学校だけでは学べないことが、現実の企業に入り短い期間だが経験することで、現実の厳しさやものづくりの面白さ、仕事の尊さなど、本人の意識に変化を起こさせるようだ。


 企業においても、人を生かすにはこのような社員が自主的に頑張りたくなる環境を作ることが重要なのではないだろうか。



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