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2007年01月18日

事業拡大は人材育成から

 今夜の静新21世紀ビジネス塾は坂井モーター(株)の坂井光蔵社長でした。

平成7年に4億強だった売上を平成17年には9.2億円にされたそうです。
なんと13年連続増収で、平成17年度の利益率は2.7%、1人あたり売上は2000万円。

 ちなみに静岡県内の自動車整備業はこの10年間事業所数や従業員数は変化していなくて黒字企業が約4割、業界平均の売上高経常利益率は1.1%、従業員1人あたり売上が1200万円から1400万円とのこと。

 業績を伸ばされている背景には、社長自身の頑張りもあるわけですが、会社が成長する仕掛けを旨く作ってこられたことが最大の要因のようです。

その仕掛けとは

 会社を成長させるには、多店舗展開が必要。安心して任せることのできる店長の育成無くしては多店舗運営はできない。

 店長に必要な能力は何か。その能力はどのようにして習得させるか。自ら進んで成長しようと意欲を持たせるにはどうするか。・・・・といったことが出発点だったようです。
 この命題に対する答えは、マネジャーを育成するユニークな手法にあります。

入社時から、段階的にステップアップするための職位とその能力を明らかにし、職位の向上が給与と連動する仕組みになっているそうです。

 しかし、職位とその職位に必要な能力や資格は明示しているものの、より上位の職位を目指し努力するかどうかは本人次第。昇給は年功序列ではなく職位のアップが条件。

 ただ職位への挑戦は自分で決め努力をし、決められた能力をものにする必要があります。また業績への目標も自ら目標設定を行うとのことです。トップから具体的な指示は一切しないとのことです。

 人から言われた目標では、やらされ感が出るし、出来なくても指示が悪かったとか無理な目標だといった言い訳ができるとのことで、敢えて自主的な目標設定としているとのことです。

 ただ社長の思いや会社の戦略との乖離を防ぐため、普段から従業員とのコミュニケーションを密にし、会社が目指している方向をきちんと理解できるよう努力されているとのことです。この努力は社長として当然とのお話でした。

 お金にこだわり仕事をするのでは無く、「仕事を楽しみ、自分が成長する」という働き方をして欲しいというのが坂井社長のこだわりのように感じました。

 顧客満足度の向上施策や業務改善に向けたお話しが聴けるかと思いましたが、終始人材育成のお話しでした。つまり、人材育成をきっちりと行えば顧客満足や業務改善は後から付いてくるということなのでしょう。

 改めて人材育成の大切さを思い知らされた静新21世紀ビジネス塾でした。  

 参考:坂井モーター(株)
     http://www.sakai-motor.co.jp/


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