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2009年05月10日

正当に怖がるのは難しい?

 今朝の新型インフルエンザに関するニュース解説のテレビ番組で、夏目漱石の弟子で東大教授にもなった物理学者で随筆家の寺田寅彦(1878-1935)の言葉が紹介されていた。

 その言葉は「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎるにはやさしいが、正当にこわがることはむつかしい」というものだ。
なんでも浅間山の噴火に遭遇した寺田寅彦が、そのときの人々の行動を見て感じたことだとか。

 この言葉を新型インフルエンザにあてはめると、正しい知識をもって適切に対処するのは難しいということになるのでしょう。

  新型インフルエンザを恐がり過ぎて完全をきそうとすると人々の生活や経済活動を阻害することになる、しかし自分は大丈夫だといった考えで怖がらずにいると感染者が増加したり風評被害が広がったりなどで混乱するかもしれない。そこで人々が正しい知識をもって適切に行動することが被害を最小にする唯一の方法ということになる。
これは、言うは簡単だがいざ実行するとなると難しい。

つまり「正当にこわがることはむつかしい」ということになる。

会社においても、社員に正しい知識や行動を伝えておき、時には訓練を通じて「知っているだけでなく行動できる(正当にこわがる)」レベルにしておくことが重要となる。(BCPの意義もここにある) 

 広くはテレビやラジオ、インターネットなどで専門家がニュースの時間などの短い時間で知らせるのではなく、もっと時間を使って子供から高齢者まですべての人々に新型インフルエンザそのものや対応方法について分かりやすく知らせることも重要なのかもしれない。



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