2009年12月28日
「S急セット」
テレビのニュース番組で、「S急セット」というものが紹介されていた。
このS急セットは静岡市清水区で12月から試行を始めたもので、主に65歳以上の一人住まいの高齢者世帯に、別居家族や親戚、掛かりつけ医などの緊急連絡先、健康保険証の写し、薬の情報などを記入した紙をプラスチックの筒に入れ、この筒を冷蔵庫の扉側に格納し、冷蔵庫にはこの筒が入っていることを示すステッカーを扉の表に貼っておく。緊急時、救助者がこの連絡先など必要な情報を見ることができ正しく判断できたり、連絡などが出来るという仕組みだそうだ。
詳しくは http://www.city.shizuoka.jp/000090435.pdf を参照ください。
これって、なるほどという仕組みだが、よく考えてみると
このS急セットは静岡市清水区で12月から試行を始めたもので、主に65歳以上の一人住まいの高齢者世帯に、別居家族や親戚、掛かりつけ医などの緊急連絡先、健康保険証の写し、薬の情報などを記入した紙をプラスチックの筒に入れ、この筒を冷蔵庫の扉側に格納し、冷蔵庫にはこの筒が入っていることを示すステッカーを扉の表に貼っておく。緊急時、救助者がこの連絡先など必要な情報を見ることができ正しく判断できたり、連絡などが出来るという仕組みだそうだ。
詳しくは http://www.city.shizuoka.jp/000090435.pdf を参照ください。
これって、なるほどという仕組みだが、よく考えてみると
なんかしっくりこないようにも思えます。
この仕組みが必要になる条件は、一人暮らしの老人世帯や高齢者だけの世帯が多いということにあります。
例え別居状態でも家族との絆が強ければ、もしかしたら必要のない仕組みなのではと思わずにはおられません。
何か人間としての基本的なことが失われているようで、怖いようにも思えます。
実際、自分がこの「S急セット」のお世話にならざるを得なくなったときには、
やはりこのような少し淋しい気持ちやしっくりとしない気持ちを持ちながら冷蔵庫に入れることになるように思います。
災害時対策で、最近よく「自助」と「共助」という言葉を聞くが、この言葉のあり方をもっと考える必要がありそうです。
この仕組みが必要になる条件は、一人暮らしの老人世帯や高齢者だけの世帯が多いということにあります。
例え別居状態でも家族との絆が強ければ、もしかしたら必要のない仕組みなのではと思わずにはおられません。
何か人間としての基本的なことが失われているようで、怖いようにも思えます。
実際、自分がこの「S急セット」のお世話にならざるを得なくなったときには、
やはりこのような少し淋しい気持ちやしっくりとしない気持ちを持ちながら冷蔵庫に入れることになるように思います。
災害時対策で、最近よく「自助」と「共助」という言葉を聞くが、この言葉のあり方をもっと考える必要がありそうです。
Posted by Ryou-chan at 18:36│Comments(0)
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