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2006年11月08日

経験則が儲けの障壁に


 本日(2006.11.8)の日本経済新聞・朝刊1面「消費をつかむ」という特集記事、第5部の最終回からの話題です。

 九州の過疎地に立地するドラッグストアは、閉店時間を午後10時から8時に早めた。
夜中の作業が減り店員の士気も上がり、昼間の人員配置にも余裕が生まれ接客態度が向上した。入り口に待機する「グリーター」という店員は商品を探す客を見つけすぐに駆け寄る。「好印象を持たれると昼間の来店が増え、早く閉めても利益が出せる」とのこと。
 夜中のニーズを疑うことで売上高販管費率も4ポイント改善、その分価格を低く抑える。

通常郊外型のドラッグストアでは半径2-3キロ圏の人口が2万人以下だと採算が厳しいとされるが、1万人で黒字になる。


とのことです。


 普通なら、商圏内の人口や年齢構成などを元に出店したり、他店が深夜まで営業しているからということで、深夜までお店を開けるという判断になりがちです。
 つまり経験則に照らし、駄目な原因を安易に決めつけ諦めることになります。

 しかし、より多くのお客様に支持されるためにするべきことは?
     自分が置かれている環境の中でどのようなことができるか?
 といったことを突き詰めて考えたり、試行錯誤した結果、来店していただいたお客様に親身になって対応することが、リピータを増やすことになり、人口が少ないというハンディの克服につながったと思われます。

 知恵と工夫次第で弱みと思える状況から強みを生み出すことも可能だという例ではないでしょうか。諦めるのは簡単ですが、踏ん張って努力してみる価値はありそうですね。


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この記事へのコメント
おはようございます
私も経営品質賞入門を読みながら考えていたのですが 顧客・社会の変化を前提に考えると今までの経験則や常識は非常識になっていくのですよね 故に本質を如何に見抜き戦略・戦術に繋げていくかがポイントなのでしょうか しかも速く
PS:話は変わりますが送っていただいた郵便が届きました 中を拝見して感慨を深く致しました また詳しいお話を聞かせてください
Posted by kaientai at 2006年11月09日 08:03
kaientaiさん、いつもありがとうございます。

同じ新聞の記事の中に、TUTAYAのあるお店で顧客アンケートしたらクラシックとジャズを好む各層が多いことが判り、品揃えを変えたら売上が増えたという話もありました。

 本当にビジネスには、正解が無い世界なので面白いのでしょうね。

 最近、ある学校では父兄参観時に、父兄・子供を交え、幸せとはとか自殺について議論をする試みをしているそうです。狙いは正解が一つでないことを理解させ考えさせる訓練とのことです。

これは車の中のラジオで聴いたのですが、とてもいいことだと思いました。ややもすると正解は一つという試験が多いように思いますが、現実の世界は複雑で、正解は自ら導き出す力を必要としますよね。

郵便の件はまたご連絡します。
Posted by Ryou-chan at 2006年11月09日 08:38
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