2009年07月11日
二宮金次郎の言葉その4:推譲
二宮金次郎の言葉の4つめは推譲(すいじょう)です。
推譲そのものは、進んで自ら譲るという意味だと思いますが、二宮金次郎がいう推譲は、今までにすでに取り上げた勤労、分度とセットになった言葉で、自分が置かれた環境での実力を加味した稼ぎと質素・倹約を前提とした費用を定めた分度に従い高い志を持って、目標に向かい怠けることなく一生懸命働き:勤労し、蓄えた稼ぎを全て自分のものにすることなく、世間や他人のために余剰の大半を差し出すという、報徳思想の一番重要な行為です。
一生懸命働いて得た稼ぎを全て自分のものにするのではなく、この世間や他人のために、その一部を役立てようという行為が、自分を豊かな気持ちにするだけでなく、世間も豊かにしていくことにつがるという金次郎の信念と言うことが出来ます。
推譲のをより意義深いものにしているのは、一生懸命働いて得たものをしぶしぶでなく進んで差し出すことにあるように思います。そこが税金との違いといえます。税金という制度がなくても浄財が集まるという互助精神にあふれた夢のような世界といえそうです。
企業の社会貢献:CSRへの姿勢が優れた企業の証として見られていますが、個人にも社会貢献に努めるようにすることが大切と言うことになります。徳がまた新たな徳を産むという世界につながるように思います。
人は一人では生きられない、今の自分があるのは、世間を含めた他の人々の支えにあると考えると、そのことへの感謝の気持ちが「推譲」という行為につながるのでしょう。
頭では分かっても実践することは難しいだけに、数々の功績を残しながら天保4年(1856年)70歳で天寿を全うした金次郎には残された個人資産は何もなかったという事実に、金次郎の自分に厳しい生き方、自分の理念を身をもって実践した生き方を見せつけられているように思います。
推譲そのものは、進んで自ら譲るという意味だと思いますが、二宮金次郎がいう推譲は、今までにすでに取り上げた勤労、分度とセットになった言葉で、自分が置かれた環境での実力を加味した稼ぎと質素・倹約を前提とした費用を定めた分度に従い高い志を持って、目標に向かい怠けることなく一生懸命働き:勤労し、蓄えた稼ぎを全て自分のものにすることなく、世間や他人のために余剰の大半を差し出すという、報徳思想の一番重要な行為です。
一生懸命働いて得た稼ぎを全て自分のものにするのではなく、この世間や他人のために、その一部を役立てようという行為が、自分を豊かな気持ちにするだけでなく、世間も豊かにしていくことにつがるという金次郎の信念と言うことが出来ます。
推譲のをより意義深いものにしているのは、一生懸命働いて得たものをしぶしぶでなく進んで差し出すことにあるように思います。そこが税金との違いといえます。税金という制度がなくても浄財が集まるという互助精神にあふれた夢のような世界といえそうです。
企業の社会貢献:CSRへの姿勢が優れた企業の証として見られていますが、個人にも社会貢献に努めるようにすることが大切と言うことになります。徳がまた新たな徳を産むという世界につながるように思います。
人は一人では生きられない、今の自分があるのは、世間を含めた他の人々の支えにあると考えると、そのことへの感謝の気持ちが「推譲」という行為につながるのでしょう。
頭では分かっても実践することは難しいだけに、数々の功績を残しながら天保4年(1856年)70歳で天寿を全うした金次郎には残された個人資産は何もなかったという事実に、金次郎の自分に厳しい生き方、自分の理念を身をもって実践した生き方を見せつけられているように思います。
Posted by Ryou-chan at 07:28│Comments(2)
│二宮金次郎
この記事へのコメント
スタビ様
コメントありがとうございます。
こんごとも応援宜しくお願いします。
コメントありがとうございます。
こんごとも応援宜しくお願いします。
Posted by Ryou-chan at 2010年02月12日 21:06
出会い さん
こちらこそ、はじめまして。
気まぐれで書いているブログですが、時々は見に来ていただければと思います。
これからもよろしくお願いします。
こちらこそ、はじめまして。
気まぐれで書いているブログですが、時々は見に来ていただければと思います。
これからもよろしくお願いします。
Posted by Ryou-chan at 2010年05月16日 21:30