新しNPOの立ち上げ

Ryou-chan

2007年04月15日 21:55

昨日(4月14日)、浜松に新しいNPO法人(ISO検証審査協会)の設立を祝うイベントがあった。

新しいNPO法人は、ISOの9001(品質マネジメント)や14001(環境マネジメント)の認証レベル達成を支援することを主な事業とする。他に、ISOの各種マネジメントの普及や教育・啓蒙なども行う。

通常だと、ISO認証機関がマネジメントレベルにあることを審査し、第三者認定を行う。

しかし、このNPOは、

 認証取得レベルにあることを客観的に評価す。これを受けてその企業自らが認証のレベルすなわち適合レベルであることを自己宣言する形をとる。

 ISOの本質は、認証を取得することではなく、マネジメントの質を高めることで経営力を強化することが本来ではあるが、多くのISO認証企業においては、いつのまにかISOの認証を維持することが主目的になり、ISO活動が形骸化するという弊害があった。

 自己宣言にすることで、目指す目標を高く設定したりと活動が活性化するという効果が、既にこの方式を採用した企業で見られているとのことだ。特に環境ISOではその効果が大きいようだ。

 コストを下げ、しかも活動が活性するとなると経営者には魅力的といえる。

 このNPOの活動が多くの企業に認知され、企業自らが適合宣言をするようになって欲しいものだ。